「なたね油」にはどのような力が隠されているのでしょう？

必要な必須脂肪酸源

リノール酸、オレイン酸等は体内で合成できないものです。
これが菜種油には程よく含まれています。

動脈硬化を予防する

豊富な脂肪酸組成で血液中の悪玉コレステロールの値を下げる働きをします。

なたね油を使った料理は天然のビタミン剤

野菜等のビタミン類を逃さず吸収し、たんぱく質を節約します。

経済的で汎用性のある油

熱安定性が非常に良いので揚げ物等が多く出来、経済的な油です。

天ぷら油

精製油とも言います。または菜種白絞油とも言って、天ぷら、フライ油揚等加熱して使うので コシが強く、また劣化にも強いのが特徴です。

サラダ油

そのまま加熱しなくても、生で食べられるように精製したものでマヨネーズ・ドレッシングなどに 使われます。
またこれだけでなく揚げ物、炒め物等幅広く使っても大丈夫です。 精製を念入りに行い、軽い風味に仕上げます。
また、低温で濁りにくくしてあります。

揚げ物の順序

油の劣化や匂いの移ることを考えて、精進揚げ、天ぷら、フライ、から揚げ（肉類）の順序が 望ましいです。

温度は○○に保つ

160℃〜180℃と言われています。
目安としては、揚げ油の中にポタッと落とした油がサッと上がってくるようで あれば揚げ物に適した中温。
ゆっくり衣が上がってきたら、野菜などを揚げるのに適した170℃くらいと見てい いでしょう。
高すぎると油の劣化を早めます。
低温の場合はカラッと揚がりません。

揚げ油の量は必要最小限に

何回も使用すると自然に傷みますので鍋に入れる量はは必要以上に多くしないようにしましょう。
早めに使い切るように工夫してください。
油の量は油の深さで3.5cm程度が適当でしょう。

早めに使い切る

一度使用した油は新しい油と比べ劣化が早いので一ヶ月以内に使い切るように心がけましょう。
また、温かいうちに揚げ粕を丹念に除き、常温以下で冷暗所に保存する事も大切です。 （この場合火傷に注意）